日本人に多い難病・指定難病TOP6とそれぞれの概要・定義

日本人に多い難病は何か知っていますか?難病に羅漢した患者は世界中にいますが、国によって患者数は違います。看護師は国内で多く発症している難病、指定難病を知っておくべきです。

日本人に一番多い難病は「パーキンソン病」です。パーキンソン病は国により指定難病に認定されています。国内における現在の患者数はおよそ142,000人です。パーキンソン病のおもな症状はふるえ、動作が緩慢になる、転びやすくなる等の運動障害です。50歳以上で発生することが多いですが、時々若年層で発生することもあります。

2番目に多い難病は「潰瘍性大腸炎」で、こちらも指定難病に認定されています。国内の羅漢者はおよそ140,000人です。おもな症状は下痢や血便、腹痛です。

3番目は「全身性エリテマトーデス(SLE)」です。発熱、全身の倦怠感など炎症を思わせる症状と、関節や皮膚、腎臓、肺など全身の症状が表れます。患者人数はおよそ64,000人です。

4番目に多いのは「クローン病」です。人数は約47,600人。口腔から肛門まで消化管に炎症や潰瘍が起こります。腹痛、下痢、体重減少や血便などの症状がみられます。

5番目は「後縦靭帯骨化症(OPLL)」です。背骨の中の後縦靭帯が骨になってしまう難病で、感覚障害や運動障害などが表れます。全国におよそ36,000人の患者がいます。

6番目に多いのは「全身性強皮症」です。強皮症には全身性と限局性とがあり、この2つは異なる疾患です。全身性強皮症は皮膚や内臓が硬化する病気です。全国に約27,600人の患者がいます。

これらが日本に多い難病のTOP6です。難病患者の支援をしたいと考えている看護師は、この6つの病気について勉強をしておく必要があります。